クラシックコンサートのマナーとは?

クラシックコンサートはマナーが厳しいと言われます。
「行ってみたいけど敷居が高いなあ」と感じている方も多いのではないでしょうか?
いえいえ、そんなことありません!
私自身、クラシック音楽が好きでコンサートへも行きますが、細かいマナーはよく知りません。
最低限のポイントさえ押さえていれば、誰でも気軽に楽しむことができるものですよ。

開演前

服装

会場にもよりますが、大抵の場合、カジュアルな服装でも全く問題ありません。
非日常を楽しむ意味でちょっとおしゃれをするのもステキですね。
夏場のホールは冷房を強めにしていることが多いので、何か羽織れるものがあると安心です。

遅刻厳禁

演奏中の客席への出入りは厳禁です。
扉の開閉による音も雑音になってしまうからです。
たいてい各ドアに係員の方がいて、そう簡単にはドアを開けてもらえません。
時間に余裕を持って入場しましょう。

手荷物

大きな物があれば、座席の足元に無理矢理置くのではなく、クロークに預けます。
傘がある場合は、途中で倒れたりしないように床に寝かせましょう。

座席

オーケストラの場合、一般的には中央の後方がよいと言われています。
これは、あまり前だと自分に近い楽器の音が聴こえ過ぎてしまう為。

また、ピアノソロがある場合は、ピアニストの手元が見える、ステージに向かって左側の席が人気です。

演奏中

せき/くしゃみ

演奏を楽しみに来ている場ですので、演奏中のおしゃべりは厳禁。
ただし、せきやくしゃみはハンカチや手で押さえるなどして小さくすれば問題ありません。

居眠り

クラシック音楽を聴くと脳がリラックスする為、眠くなることは仕方がありません。
それでもやっぱり、いびきと頭の揺れはNGです。ご注意を。

拍手

拍手をするタイミングはやっぱり難しいです。

基本的には
・演奏者や指揮者がステージに出てきた時
・曲が終わった後
・すべての演奏が終わった後
と言われています。
さらに演奏中は「楽章の切れ目」でも行う為、そのタイミングが一番難しいですが、とりあえず周りに合わせておけば大丈夫ですよ。
慣れてくると、指揮者や演奏者の表情がホッとゆるんでにこやかになり、おじきをすることで「お!今だな!」と判断できたりします。

終演後

最後の拍手

「すばらしい演奏だったよ。ありがとう~!」の気持ちを込めて、大きな拍手を送りましょう。
演奏者はアンコールという形で応えてくれたりします。
ここでのポイントは、そのアンコールが終わって演奏者が舞台袖に退いても、拍手を止めないこと。
最低でも2回、カーテンコールを行うことが、演奏者とお客さんの間での暗黙のルールとなっているからです。

おわりに

一番の基本は「人の迷惑にならないようにすること」。

これは映画を観る時も同じですよね。そう思えば、身近な感じがしませんか?

この投稿がクラシックコンサートへ行くきっかけになってくれたら嬉しいです。

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