ベアリングとは
スケートのフレームの穴を通してシャフトとホイールの間を支えるパーツです。これは走っている うちに磨耗したり、転んだ場合に負担がかかると曲がったり、破損したりしてしまいます。消耗品ですが、品質によって様々です。そもそもスケートに使われているベアリングとは?といった解説です。
ベアリングの精度を示すABEC
よくスケート用のベアリング には「ABEC1」「ABEC3」との表記がされていると思います。ABECとはアメリカ軸受け製造業者団体(American Bearing Manufactrers Association)規格で、日本ではJISの規格でJIS0級とかJIS6級とかの表示となります(インラインスケート 用として売られているベアリングは輸入物が多いので日本ではこの表記はあまり見かけません)。スケート用のベアリングと言っても工業用の製品をそのまま流 用しているだけなので、違いがあるわけではありません。
精度はどのくらい必要なのか
ABEC1ぐらいであれば問題ありません。このABECの等級を気にする人がいますが、プロのそれもスピードスケートで使用する靴以外でこの精度にこ だわる理由があまりありません。精密な機械製品に使用されるわけでもないので、そもそもベアリング以外のパーツ(シャフトや、スケートのフレームそのも の)がそれだけの精度を要求しているのか?という事になってしまいます。
ジャンプやカーブグラインドなど、思いきっリスケートにダメージのくるアクションをしているのであれば消耗品と割り切って、安いABEC1のベアリングで十分です。
市販以外のベアリングについて
輸入されているベアリングは少し割高です。なので、工業用に使われているものを流用したい場合のベアリングの型番です。
608ZZ(鋼板製両側シールドタイプ)
単価が平均90~100円ぐらいなので、消耗品としてまとめて何個か買っておくと良いと思います。工業製品を取り扱っているHPを探してみるといいと思います。