クリスマスにはクリスマスツリーをはじめとし、いろいろな飾りつけを行います。
ですが、その意味まで知っている人は意外と少ないのでは?
各オーナメントの由来を知ると、クリスマスをさらに楽しむことができると思います。
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クリスマスツリー
ツリーには常緑樹が使われます。冬でも葉が落ちないため、永遠の生命の象徴とされています。もともと木を飾るという行為は、北欧神話によるドイツでの風習でした。それがキリスト教の普及とともにクリスマスでの行為にかわったとされています。
トップスター
クリスマスツリーの頂点に飾られる星。キリストが生まれた時に輝いた「ベツレヘムの星」を表しています。
ベル
キリストが生まれたことを知らせるベルです。その音には魔除けの効果もあります。
りんご
エデンの園でアダムとイブが食べた、知識の樹の実です。
キャンディ
正式にはキャンディケインと言い、杖の形をしたキャンディ。羊飼いが持っている杖を表しています。羊飼いが羊を見守る光景が、キリストが人々を見守るのに似ているからとか。(迷える子羊、とか言いますよね)
ヒイラギ
ヒイラギのトゲが、キリストがかぶったイバラの冠を表しています。赤い実は、キリストが流した血とされています。由来には魔除けや豊作祈願等、諸説あります。
このリースが円状なのは、終わりがない「永遠」を表しています。
クリスマスリース
由来には魔除けや豊作祈願等、諸説あります。
このリースが円状なのは、終わりがない「永遠」を表しています。
靴下
サンタクロースがプレゼントを入れてくれる靴下。
サンタクロースのモデルと言われる聖ニコラスが、貧しい家の娘を助けるために金貨を窓から投げ入れたところ、暖炉のそばに干してあった靴下に偶然入ったことに由来しています。
イルミネーション
神聖ローマ帝国の牧師が常緑樹の隙間から見える星に心を打たれ、それをロウソクで再現したのが始まりと言われています。それが後に電飾となり、クリスマスツリー以外にも飾りつけられて、現在のクリスマスイルミネーションとなりました。
クリスマスカラー
クリスマスをイメージする色といえば、赤、緑、白の3色。これにもそれぞれ意味があります。
赤:キリストが流した血。愛を意味します。
緑:クリスマスツリーの常緑樹と同じく、永遠の命を意味します。
白:雪をイメージする白は、純潔を意味します。
飾りつけの時期
日本では12月入った頃から街がクリスマスムードとなり、12月26日には飾りが取り払われるのが一般的かと思います。ただ、キリスト教ではちょっと違うようです。
12月25日の4週間前の日曜日(11月30日に近い日曜日)から、アドベントと呼ばれるキリストの誕生を待つ期間となります。
そして、生誕したキリストのもとに東方の三賢者が訪れた日、1月6日がエピファニーと呼ばれるキリスト教の祭日。もともとは、この期間がクリスマスの飾りつけを行う時期だそうです。