本を捨てる前にやった方がいいこと

書籍を自分で断裁してスキャナで取り込む

通称「自炊」がじわじわ広まっています。
自炊のやり方そのものは、すでに多くの情報がウェブ上に存在するので、ちょっと変わった視点からの自炊情報を。
本をたくさん読む人ほど、家にあふれかえった本の処分に困っているはずなのですが、たくさんありすぎてなかなか手が付けられないという人もいるようです。そこで、これ以上手元に本を増やさないための自炊術を紹介します。

毎週10冊、などと決めて自炊する

週末に10冊ずつ本を断裁、スキャンしていく方法。よほど薄い文庫本を除けば、大抵の本は厚さが2,3センチはあるもの。10冊処理すれば本棚のスペースが20~30センチは広がっていきます。
まずは3週間、がんばって続けてみましょう。確実に自分の使える空間が広がったのを感じるはず。

定期的に買っている雑誌を自炊する

毎号買っているような雑誌は、どんどんかさばっていきます。週刊誌なら年に約50冊、月刊誌でも12冊買っているわけですが、これが本棚を圧迫する 原因になっているケースは非常に多いもの。とにかく放っておいてもジワジワ増えていくサイクルを断ち切るためにも、雑誌を優先的にスキャンしていきましょ う。
実は欲しいページはごく一部、という場合も多々あるので、その場合全部のページではなく、必要なページだけをスキャンすると作業も速く進みます。

他人に見られたくない本から自炊する

普通に推理小説や新書などであればあまり気にする人はいないと思いますが、コミックや雑誌、なかでもマニアックなジャンルの趣味に関するものやライトノベル、BL、アダルトな内容を含むものなどは、表紙も含めてあまり他人に見られたくないもの。
そんな本からどんどん自炊していきましょう。これであなたの部屋には、いつでも友だちを呼ぶことが出来るようになります。
好きなジャンルは本もたくさん買ってしまいがちなので、一気に本を減らせるチャンスかもしれませんよ。

本を買ってきたら読む前に自炊する

家に本が増えるのは、新しく買って来ちゃうから。そこで絶対に家にある本を増やさない方法がこちら。本を買って家に帰ってきたら、その日のうちに断裁します。紙の本は斜め読みで、熟読するのは電子書籍、というパターンを定着させましょう。
新書や文庫なら決断も容易ですが、好きなコミックの最新刊や、ハードカバーの場合は多少の覚悟がいるのも事実です。

ポイント

  • 買った本を家に帰るまでの間に読みたくなるのは人情ですが、そこは熟読ではなく斜め読み。目次にざっと目を通した後は目に付いた箇所をいくつか、ピ ンポイントで読むくらいでとどめます。つまり、小説やマンガはこの手法には向いていません。もしそれらの本を買った場合は、読みたい気持ちをグッとこらえ ましょう。あなたがいま読むべき本は携帯端末に入っているはず。買った本はいま読むためではなく、電子化するために買ったと思いこむのが大事です!

 おわりに

本を断裁してスキャンするという行為は、道具をそろえてあっても面倒くさいもの。せっかく自炊できる環境があるのに、面倒臭くてなかなか進まず、結果的に相変わらず本があふれかえっているという人は、これらのコツをつかってぜひ電子化を進めてみてください。
驚くほど広くなった部屋があなたを待っています!

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