「消耗品費」と「雑費」の違い
↓「消耗品費」と「雑費」の違いパート1
消耗品費と雑費は両方とも似た費用に思えるかもしれませんが、それぞれ特性が異なります。それらを把握した仕訳をしないと、後々帳簿がまとまらずに困ってしまいます。最初に正しい勘定科目を選ぶのが重要なので、線引きをあらかじめしておきましょう。
消耗品費とは
1.価格が10万円未満
2.使用可能期間が1年に満たないもの
いずれかに該当するものです。消耗品費といえば文具全般、名刺、伝票類などの事務用品だと思いますが、パソコンなども10万円未満であれば消耗品費になります。消耗品費と一言でまとめると使い勝手がよく、どうしてもかさんでしまいがちです…まとめて消耗品費にしてもいいのですが、消耗品費と事務消耗品費に分けたり、価格帯で分けたりすると分かりやすくなります。
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また、「消耗品費」と「消耗品」は異なる意味を持ちます。消耗品費は経費、消耗品は資産です。例えば大量にボールペンを購入し倉庫に保管する際には消耗品(資産)として計上し、後から使った分だけ消耗品費に仕訳する、ということもできます。どちらにせよ、決算時の振替は必須です。伝票のように消耗品として保管しておくと劣化してしまうものはこまめに注文して消耗品費に計上した方がいいです。
雑費の認識は業種によって異なりますが、引越し費用やクリーニング代、証明書の発行にかかった手数料のことをさします。経費の5~10%に抑えるのがベストです。基本的には消耗品費を使いましょう。