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雑費とは?
雑費とは、少額で他のどの勘定科目にもあてはまらない経費のことです。
少額で、なおかつ使用頻度が低い出費のものを雑費に仕訳するようにしましょう。
雑費は、支出の内容により消費税区分が異なります。
例えば、一般的に利用頻度の低い、ごみ処理代、クリーニング代、引越代などがこれにあたります。 消耗品費と迷うケースもありますが、少額で使用頻度が低く、そのためにわざわざ勘定科目を作らなくても良いものは雑費として仕訳しましょう。
消耗品費と雑費の具体例(表)
消耗品費 | 雑費 |
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10万円未満、もしくは法定耐用年数が1年未満のものを購入する際の費用 | 一時的な費用、高額でない費用なおかつ使用頻度が低いもの |
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雑費か消耗品費どちらで処理するべきか
雑費は経費としての用途が特定できないので金額が大きくなるものはなるべく雑費として処理しない
金額が多くなると税務署に目をつけられる勘定科目のひとつです。
ですから職業上特定の出費が多くありながら他の勘定科目にあてはめにくいもの(特徴的な内容)については、
新しい勘定科目を自分で作って仕訳しましょう。
勘定科目を作成するにはどんな時?
1.自分の事業の特徴的な内容
2.金額が大きい費用
3.青色申告決算書の科目に当てはまらない費用
こんな場合は、新しい勘定科目を自分で作りましょう。
青色申告決算書にない勘定科目は、自分で作っていい
例えば、経費の半分50%以上が消耗品費の場合は、割合が多すぎます。その消耗品費の中で大きな金額の内容を、新しい勘定科目にした方がいいでしょう。
パソコン関連購入費、パソコン機器費、経費の勘定科目
パソコンや周辺機器を多く購入する場合は追加しましょう。
10万円未満であれば、パソコン本体でもプリンター本体でも、消耗品費にできます。データ保存用のハードディスクも消耗品費です。アプリなどのソフトウェアも消耗品費になります。
パソコンを使う機会が多い仕事では、パソコン関係の購入費の、消耗品費に占める割合が大きくなります。なんでも消耗品費にするとわかりにくいので、主要なものを新たに自分で勘定科目に追加しましょう。
リース料、経費の勘定科目
リース品がある場合に追加する勘定科目で、一般的に多く使われています。
コピー機、パソコン、ファックスなどの事務用品のリース費用を、リース料にします。自動車もリースの場合は、リース料にして構いません。
ただ、不動産関係の賃貸契約は、地代家賃の勘定科目を使います。
事業に関わる特殊な出費があっても、勘定科目を自分で作り、
翌年以降も同じ勘定科目で継続して仕訳していれば問題ありません。
白色申告で提出する「収支内訳書」や、青色申告で提出する「青色申告決算書」には、
経費の項目欄に5つ程空欄があるので、そこに自分で作った勘定科目を加えることができます。