タイに旅行をすると、必ずといっていいほど「トゥクトゥク」にお世話になります。サムロとも呼ばれるオートバイの後部に座席をつけたような乗り物 は、タイのあちこちを走り回っています。タイをより一層楽しむために、トゥクトゥクは賢くお得に乗りこなす必要があります。そこで、トゥクトゥクを乗りこ なす際に必要となる「ドライバーとの交渉」についてポイントをまとめてみました。
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トゥクトゥクとは
サムロー(รถสามล้อ)はタイ語の単語で三輪自動車(オート三輪車)を意味する言葉。日本ではサムロとも言い、特にタイの三輪自動車を指す言葉として使われる。また、俗にトゥクトゥク(รถตุ๊กตุ๊ก)と呼ばれる。タイ、ラオスで運行している。
トゥクトゥクの乗り方
繁華街や観光地で声をかけられて乗るパターンやショッピングセンターなどで出待ちをしているトゥクトゥクに話かけるパターン、また街中を走っているトゥクトゥクをとめて乗るパターンなどがあります。
このどれもに共通するのが、「交渉」です。
トゥ クトゥクにはメーターのようなものはありません。行きたいところを告げ、ドライバーが「そこに行くなら○○バーツだ」と提案、それを受けて「いやいや○○ バーツにまけてくれ」みたいなやりとりが発生します。こう聞くと面倒なようにも思えますが、これが旅の醍醐味、タイの醍醐味だったりもします。トゥクトゥ クの交渉がうまくなってくると、本当に安い値段で色々なところに行けますし、これぞ賢くお得に旅ができるとボクが訴える理由のひとつなのです。
交渉のポイント
では交渉のポイントを紹介します。ボクはこのやり方でずっとタイをはじめアジアを旅してきました。ちょっと強引ですが、慣れれば効果絶大です。交渉の流れをざっくりと説明していきましょう。
- 目的地を伝える
- 目的地までいくらかかるのか聞く
- ドライバーが言ってきた値段を聞いて「高え!」とキレてみる(大体ふっかけてきている)
- ドライバーが言ってきた値段の4分の1の値段を言ってみる(40バーツと言われたら10バーツじゃないとイヤ!と言う)
- 大体のドライバーは「いやいや無理だよ、じゃあ30バーツでどうだ?」みたいになる
- その半分の値段を言ってみる
- ここで値下げせず30バーツで押してくるドライバーと、値下げして20バーツと言ってくる奴とがいる
- 値下げしてこなくなるまで繰り返す
- 値下げしてこなくなったら、最後にもうひとキレ。「そんな高えんだったら乗らねえよ!」と足早に去ろうとする
- 追いかけてこなければアウト。おそらくそれが最安値付近の値段。
- 追いかけてきたらこっちのいい値で乗れる(必然的に最安値)。
という流れになります。
裏ワザとうたっておきながら、根性勝負みたいな面もあって多少面倒な交渉術ですが、こうやって余計な出費をおさえる のも旅ではとても重要だと思います。また、ひとつの指標として、トゥクトゥクではタクシーより若干少し安めの料金(2km以下なら、タクシー初乗り料金 -5バーツ程度)まで値引きできれば成功といっていいような気がします。
たかが数十円くらいという考え方は捨てて、この交渉を楽しむくらいの意気込みでトライしてみてください。きっと良い旅になるはずです。